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クマノイの流通の問題点とは?

●合法的に捕殺されたクマからなのか、違法に殺されたのか、密輸されたのか判別する術がない。

●国内で捕殺したクマノイの販売は自由。それが密猟の引き金になっているかも?

●毎年ツキノワグマとヒグマは狩猟獣や有害獣として捕殺され、そこからとられるクマノイは高値で売買されている。しかしどのように流通しているかわからない。


  鳥獣保護法では、スポーツハンティングでも有害駆除でも、捕殺頭数の報告を義務づけていますが、しかし報告は個人の判断でおこなわれ、それ以上の確認を受けることがありません。そのため、狩猟の頭数の報告を忘れたり、反対に狩猟にかかわった複数のハンターがそれぞれ申告してしまい頭数が多めに報告されていることもあります。(北海道の自治体では、ハンターにヒグマの部分を提出することを奨励。歯による年齢の推定、胃の内容物によるクマの食性の分析をおこない、管理目標の設定に使われています)

  このように捕獲頭数の把握すら曖昧な状態で、法的なルールがないだけに、高価なクマノイめあての密猟や必要以上に有害駆除を求めるケースもあると指摘されています。
  トラフィックが調べたところによると、乾燥したクマノイの価格は1gあたり1,600~10,500円で、丸ごとのクマノイ1個は、20万円~40万円でした。

  また、海外からの輸入は、ワシントン条約によって規制がありますが、 クマノイの国内取引は、輸入されたものも含めて、基本的には規制はありません。クマノイが薬として取り扱われる場合には、薬事法による規制を受けます。薬事法は、医薬品等の有効性および安全性の確保のために必要な規制などをおこなうもので、クマノイが薬以外のもの、例えば食品として利用されれば、その販売は薬事法で規制されないのです。



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